【鳥取】鳥取砂丘にレアポケモン出現へ…問い合わせ殺到

鳥取県は29日、鳥取市鳥取砂丘で11月24~26日にスマートフォンの位置情報ゲーム「ポケモンGO」のイベントを開催すると発表した。

 珍しいキャラクターなどが入手可能で、同市内の宿泊施設では発表直後からファンとみられる客の予約や問い合わせが殺到している。すでに満室になったホテルもあり、県は「砂丘の雄大な景色の中でゲームを楽しみ、鳥取の魅力も感じてもらいたい」と期待する。

 ポケモンGOは、端末の位置情報機能を使い、屋内外で「ポケモン」を捕まえるゲーム。昨年7月に配信が始まり、ダウンロード総数は世界で7億5000万件以上、1か月に1回以上、プレーしている利用者も6500万人を超える。

 県は配信直後、ゲームのアイテムを入手できる場所「ポケストップ」が100か所以上、設置されている砂丘を「スナホ・ゲーム解放区」に指定。無料公衆無線LAN「Wi―Fi(ワイファイ)」を整備するなど、安全にゲームを楽しめる場所としてアピールしてきた。

 珍しいポケモンを捕獲できるイベントは今年8月にも横浜市で開催されており、7日間で約200万人が集まったという。県によると、砂丘のイベントでは、国内では入手できないポケモンバリヤード」、珍しい「アンノーン」などが登場する予定で、複数のプレーヤーが協力する「ジムバトル」も楽しめる。

 開催日が明らかになったこの日、鳥取市アパホテル鳥取駅前店では、問い合わせや予約が相次ぎ、24、25日は全134室が埋まった。東横イン鳥取駅南口、鳥取グリーンホテルモーリスなど主要なホテルも、両日はほぼ満室。県は期間中の来場者が1日2万~4万人に上る可能性もあるとみて、宿泊施設確保の方策を探る。県広報課は「市街地とは違い、安全な場所で思う存分、ポケモンを探してもらえる。鳥取のPRにつなげたい」としている。(河合修平)

2017年09月30日 17時25分
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170930-OYT1T50057.html

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