【東京】港区在住の10人に1人が社長 交通の利便性・大使館集中などのステータス背景に 東京商工リサーチ

10人に1人社長 利便性、ステータス背景
毎日新聞:2017年9月30日 21時00分http://mainichi.jp/articles/20171001/k00/00m/040/026000c

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東京・港区の六本木ヒルズ=2013年、本社ヘリから手塚耕一郎撮影


 東京都港区に住む10人に1人が社長であることが、東京商工リサーチがまとめた「東京都23区 社長の住む区調査」で分かった。
赤坂、六本木など高級住宅地を抱えるほか、交通の利便性や各国大使館が集中するなどの高いステータスが背景にあるという。


 東京商工リサーチの企業データベース(約300万社)の代表者データから、23区在住の社長35万5175人について調べた。

 港区在住の社長は2万5124人で、人口25万2531人(8月1日現在)に対する割合は23区中最多の9.94%。
産業別では、IT関連企業の代名詞にもなった六本木ヒルズがあることなどから情報通信業が多い。
以下、渋谷区と千代田区が同率の8.62%、中央区6.51%、新宿区5.73%--などとなっており、交通が便利な都心部の区が目立った。

 社長が最も多く住んでいるのは3万8771人の世田谷区で人口(89万8826人)比では4.31%だが、23区在住の社長の10.91%を占める。
三軒茶屋、下北沢、二子玉川、自由が丘など人気の商業地に近く、成城などの高級住宅街があることも人気の理由という。
以下、港区、大田区(2万2006人)、練馬区(2万1124人)、新宿区(1万9625人)などとなっている。