【アメリカ】米FRB議長人事 大統領「今後2、3週間で決める」

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9月30日 5時37分

アメリカの中央銀行FRB連邦準備制度理事会のイエレン議長の任期が来年2月で切れるのを控え、トランプ大統領は今後2、3週間でイエレン氏を再任するのか別の人材を指名するのかを決める考えを示しました。

トランプ大統領は29日、ホワイトハウスで記者団に対し、次のFRBの議長人事について「今後、2、3週間で決める」と述べ、候補者との面会を重ねていることを明らかにしました。

これについてアメリカのウォール・ストリート・ジャーナルは29日、トランプ大統領が元FRB理事のウォーシュ氏や現役のFRB理事のパウエル氏と面会したと伝えました。
またトランプ大統領との関係が悪化したとされるホワイトハウスの国家経済会議のコーン委員長は税制改革で実績を挙げれば候補になりうると伝えられたほか、スタンフォード大学のテイラー教授らの名前も挙げられています。

一方でトランプ大統領はことし7月のメディアのインタビューで「イエレン議長は再任の可能性がある」とも述べていて、イエレン氏を再任するのか別の人材を指名するのか選考作業が本格化しています。

FRBはアメリカ経済の拡大を見込んで緩やかに金利を引き上げる方針ですが、市場では次の議長に誰がなるかで金融政策の見通しが変わる可能性もあるとして、注目が高まっています。