【東京】大地震で大規模な断水を想定 水道局職員が訓練

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170930/k10011163001000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_034

夜間や休日に大地震が起きて東京都内で大規模な断水が発生したことを想定した訓練が行われ、都の水道局の職員たちが、水道管の被害状況や給水車の派遣の手順を確認しました。

訓練は、マグニチュード7.3の首都直下地震が起き、東京都内の浄水場や水道管が壊れて、各地で断水が発生したことを想定して行われ、都の水道局の職員など1500人余りが参加しました。

職員は夜間や休日に大地震などの災害が起きた場合、自宅から20キロ圏内にある浄水場や営業所などに出勤することになっています。

このうち都庁の会議室に集まった職員たちは、現場から電話で報告される水道管の被害状況を図面に書き込んだり、医療機関から給水車の要請を受けて派遣するまでの手順を確認したりしていました。

また東京都は、災害時の給水について仙台市と互いに支援し合う覚書を去年、締結していて、仙台市の職員6人も参加して給水車の確保や配置作業を確認していました。

東京都水道局の中嶋正宏局長は「水道は都民の命に関わるライフラインで、災害後も安定供給することが使命なので万全を期していきたい」と話していました。

9月30日 12時07分