【国交省】高速道路の休憩所不足 道の駅で解消へ

高速道路の休憩所不足 道の駅で解消へ
9月30日 6時07分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170930/k10011162541000.html

高速道路を運転するドライバーのための休憩施設を増やそうと、国土交通省は高速道路をいったん降りて近くの道の駅を利用しても1時間以内に戻れば追加料金がかからない取り組みを今年度中に全国の20か所で試験的に始めることを決めました。
国土交通省によりますと高速道路でサービスエリアやパーキングエリアの間が25キロ以上離れている区間が全国でおよそ100か所あり、ドライバーの安全のために休憩施設の確保が課題になっています。しかし、休憩施設を新たに設置するには多額の費用がかかるため、国土交通省インターチェンジの近くにある道の駅を活用する実証実験をことし5月以降、群馬県関越自動車道など3か所で行っています。

このシステムでは最新型のETCを搭載した車は高速道路を降りて近くの道の駅を利用したあと1時間以内に同じインターチェンジに戻れば追加料金がかかりません。

国土交通省は効果を広く検証するため岩手県の八戸自動車道、兵庫県舞鶴若狭自動車道、宮崎県の九州自動車道など全国17か所で今年度中に新たにこの取り組みを始めることを決めました。

国土交通省は利用者から意見を聞いて検証を進め、今後、本格的に導入する方針です。