【韓国】平昌五輪地図問題、日本復活も残る火種 竹島「Dokdo」日本海「EastSea」表記はそのまま[9/30]

日本列島が存在しない世界地図を組織委員会のホームページ(HP)に掲載し、ネットで批判を浴びた平昌(ピョンチャン)冬季五輪。慌てて27日に、日本列島のある地図に差し替えたが火種は残っている。

HPで日本領の竹島島根県隠岐の島町)を韓国名の「Dokdo(独島)」と表記したままなのだ。平和の祭典である五輪を利用し、政治的主張を行っているのだから、開いた口がふさがらない。

「当初、地図上に日本はあった。今年2月のホームページ改編過程で単純なミスで抜け落ちてしまっていたことが確認された」

韓国メディアの取材に対し、平昌冬季五輪組織委員会の関係者はこう述べたという。

「ふざけるな」としかいいようがない。今年2月といえば7カ月前のことになる。半年以上も、異常な世界地図を放置していたということだ。「単純なミス」では済まされない。

日本政府が求めた是正を受け、日本列島を含めた世界地図が27日昼ごろ、HP上にアップされた。だが、日本がこれまで抗議していた問題はいまだに解決していない。

大会会場を紹介したページにある地図では、日本固有の領土である「竹島」を「Dokdo」、日本海についても韓国名の「East Sea(東海)」と記しているのだ。日本政府の抗議は全く聞き入れられていない。

五輪の憲法的存在である「オリンピック憲章」には、次のように記されている。

《オリンピック開催場所、会場、他のオリンピック・エリアにおいては、いかなる種類の示威行動または、政治的、宗教的、人種的な宣伝活動も認められない》

大会組織委員会のHPが「オリンピック・エリア」にあたるかどうかは定かではない。だが、竹島を「独島」と呼ぶ韓国の政治的主張をHP上の地図で示しているのは、五輪の理念にふさわしくない行為ではないのか。

平昌五輪をめぐっては、朝鮮半島の緊張が高まったことを受け、安全面を懸念する欧州の一部国家が不参加を検討していることが伝えられている。

韓国紙、東亜日報(日本語版)は25日、「『平昌への不参加検討』の一部の欧州国を機敏に説得せよ」という社説を掲載した。その中で、同紙は「不参加国が出ないようにスポーツ外交に力を注がなければならない」と指摘した。

欧州には露骨なすり寄りを見せながら、日本に対しては政治的攻撃をやめようとしない。五輪を開催する資格があるのか。

http://www.zakzak.co.jp/soc/news/170929/soc1709290010-n1.html
http://www.zakzak.co.jp/soc/news/170929/soc1709290010-n2.html

http://www.zakzak.co.jp/images/news/170929/soc1709290010-p1.jpg
平昌冬季五輪の公式ホームページには、竹島が「Dokdo(独島)」と表記されたままだ