【半島情勢】北朝鮮、ミサイル開発で爆発事故か。技術者に死傷者

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170930-00000066-asahi-int

北朝鮮東部の咸鏡南道新浦(ハムギョンナムドシンポ)で9月半ば、
ミサイル用とみられるエンジンの地上噴射試験が行われたと
軍事関係筋が明らかにした。試験は失敗したという。米韓両国は、
新型の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の開発実験の可能性が
あるとみて注視している。

試験では爆発が起き、北朝鮮技術者に死傷者が出たという。
新浦は日本海に面し、北朝鮮軍の潜水艦基地がある。労働新聞が
8月23日付で公開した金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長による
国防科学院の視察写真には「水中戦略弾道弾 北極星(プッククソン)3」
と書かれた図が写っていた。今回の試験は、この北極星3の開発実験
だった可能性があるという。

北朝鮮は昨年8月、射程が約2千キロとされるSLBM「北極星」を発射。
北極星3は、北極星の射程を延ばした新型とみられる。

北朝鮮は現在、米本土の攻撃を想定し、SLBM発射管1、2基を備えた
3千トン級の新型潜水艦を開発中とされる。北朝鮮関係筋によれば
来年春までの完成を目指しているという。

韓国政府は、北朝鮮が10月10日の朝鮮労働党創建記念日の前後などに、
大陸間弾道ミサイルICBM)「火星14」(射程約1万3千キロ)や
SLBMの試射を行う可能性があるとみて警戒している。